日本での生産が非常に難しく希少性がとても高いアミノ酸を豊富に含有するショウガ科バンウコン属の植物「クラチャイダム」

クラチャイダム

タイやラオスを始めとしたマレー半島から、インド、日本の沖縄にかけて栽培されているショウガ科バンウコン属の植物で、日本では「黒ショウガ」「黒ウコン」「ブラックジンジャー」とも呼ばれています。

タイのバンコク

クラチャイダムはタイの至る所で購入でき、首都バンコクの郊外を少し歩いていけば様々な露店が並んでおり、そこではクラチャイダムをビンに詰めたお酒、自家用酒を作るための乾燥させたクラチャイダム、クラチャイダムを粉末にしたお茶の原料など色々な種類のクラチャイダムが販売されています。

クラチャイダムの栽培

クラチャイダムは、1日の最低気温が20度を上回る熱帯地帯でしか育ちません。

 

栽培時期は3月~5月ごろ。日本とは違いタイではこの時期が一番暑く、気温が40度も珍しくない頃にクラチャイダムを植えていきます。

クラチャイダムの収穫

植えてから9ヶ月後の11月~翌年の3月の間、雨期が終わり葉が黄色に変わる頃がクラチャイダムの収穫時期となり、イモのように一気に引き抜き、土の中で育ったクラチャイダムを収穫していきます。


クラチャイダムは1000年以上前から、タイで滋養強壮、精力増強、疲労回復といった効果があるとして、薬用腫やお茶に混ぜて飲まれられてきたという歴史があり、17種類ものポリフェノールが含まれており、抗酸化作用に優れているというのが特徴となっています。

 

特にアルギニンの含有量は、マカと比べ約3.5倍も多く含有しており、この成分量は収穫時期や農園によって上下しますが、一般的には「アルギニン」「ロイシン」「グルタミン酸」「アスパラギン酸」の量がマカよりも高くなります。

BCAA(分岐鎖アミノ酸:バリン、ロイシン、イソロイシン)は運動時の筋肉でエネルギー源となる必須アミノ酸で、運動の前後や運動中に摂取することで、運動中に壊れた筋組織の修復をサポートし、筋肉をつけやすくすることが期待されています。

 

特に、長時間の運動では、血中のBCAAが低下すると脳内に疲労誘発物質が増加し、これが原因で脳が疲労を感じるといわれているので、運動時にBCAAの補給をすることは疲労対策に有効であると考えられています。

 

 

クラチャイダムの栽培

クラチャイダムは、1日の最低気温が20度を上回る熱帯地帯でしか育たないので、日本では沖縄の一部地方でしか栽培されていません。

四季のある日本本土では、雪や霜が降るため大規模な栽培が難しいのです。

 

栽培時期は3月~5月頃で、日本では暖かくなってきて一番いい季節とも言えますが、タイではこの時期が一番暑く、気温が40度も珍しくない時期で、この頃にクラチャイダムを植えていきます。

 

植え方や育ち方は基本的にジャガイモと同じで、クラチャイダムを植える場所を他の部分より20cmほど高くし、一定間隔で手作業で植えていきます。

 

植えてから9ヶ月後の11月~翌年の3月の間、雨期が終わり葉が黄色に変わる頃がクラチャイダムの収穫時期となっていて、イモのように一気に引き抜き、土の中で育ったクラチャイダムを収穫していきます。